灰色猫のお気に入りの歌一覧
石ちゃん
琉球の風に揺蕩う芭蕉の布遠くに聞こゆは平和の鐘か
2
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リクシアナ
ビル風に揺れる木立のカフェテラス カップに溢れる街の喧騒
18
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優器ルミネ
午前四時魘されているフリをするからなにも言わずに抱きしめて
4
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野々花
路地裏ですれ違う猫に声掛ける少し間が空き「にゃー」と応える
15
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たけくらべ
恋ひ焦がれ夜ごとわびぬる憂き身には涙あつめし樹雨そぼ降る
25
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絮谷新
友達じゃありませんかと訊いてきて次々現る過去の亡霊
6
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工藤吉生
レコードのなかでは雨が降っているこちらよりややしっとりとした
15
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舞
慣れくるも故郷遠き北国の山の懐かし空の懐かし
19
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野々花
よく動くうさぎの鼻を見ていたら何だか少し眠たくなった
8
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詠み人知らず
悩み事小さすぎてさ落ち込んで 我の小ささ反省致す
3
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蜻
疲れている体はキツくて堪らぬが頭はすっかり冴える夜更けよ
2
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千映
立夏過ぎ庭の花々次々と咲き誇るなか蝶を待ってる
17
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絮谷新
曇天の覆う砂浜伝ひ啼く磯鷸ぽつり場末の入り江
8
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千映
吾の体回復傾向ありがたく元気が取り柄の雌人となる
11
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けら
弓張の月の光に射貫かれて痛むは胸の奥底の玻璃
11
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沙久
ひたむきに「学び続ける」 葛藤や 恥や焦りも 引き受けながら
21
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恣翁
焼け残る入り日の雲に 海と空の間なむ 唯混沌とせる
19
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へし切
卯の花の憂き世の中に不如帰 声ふりたてて鳴きわたるらむ
23
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沙久
ひとり手を 伸ばし掴める物なんて たかが知れてる さあ外へ出よう
13
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もり
蛇口から曖昧なみづ流れきて雨飲むようにひとくち含む
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