狭霧のお気に入りの歌一覧
さとうはな
無垢のままいられる時期はもう過ぎて さくらんぼ越し交わすくちづけ
20
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猿ノ丞狂介
頬そめし色しかはれば我妻の心さへにぞうつろひにける
4
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猿ノ丞狂介
心果てに折らばや折らむ初夢の人惑はせる水茄子の花
5
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粕春大君
早梅のかばかりにほふ夕暮れは春待つひとの入り日なるらむ
28
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浅草大将
しがらみをことごと流す水あれば海よお前に母を求めず
26
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猿ノ丞狂介
尻の菊臭ふかぎりは風下に我より後と守る 我が身を
3
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螢子
薄氷さくさく踏みて君来たる年の始めの幸せな 夢
20
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詠み人知らず
沸きたちて鰹が踊る鍋の中熱き想いよ旨味吸いとれ
7
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浅草大将
高砂の尾上の松に鳴く鶴に千とせ変はらぬ春を聞くかな
18
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浅草大将
千代やちよ古りし巖によろづ世の寿ぎ添へて亀ぞ遊べる
13
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紫苑
薄ら日の差し来るかたに菊いちりん常磐木に添ひ静もりてあり
18
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加祢
新しき年を迎へて産土の宮にて祈る御代の弥栄
19
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浅草大将
目出度さもをはりなごやの大雪は年の始めの例なるまじ
5
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花鳥風月
なんとなくTVを消した二十四時何処からか鳴る鐘の音を聴く
5
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風橋 平
大嶺に星落ちやまず定めなれば除夜の訃報を深々と聞く
6
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風橋 平
粛粛と砂はおちゆきつもりゆきかくも除夜なり 懐手する
4
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詠み人知らず
ぴょんぴょんと兎のように飛び跳ねてもぐってみよう君の腕の中
7
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きりあ
宇宙船地球号に乗り合わせたことに感謝し元旦は晴れ
10
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若楓
この年を君に寄り添いひた行きてやがての春を仰ぎてぞ待つ
9
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銀
すこやかにブラームスを吸い込みし稚児は眠りてはつはるへゆく
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