翠燕のお気に入りの歌一覧
ひすいの湖
みとせ前 触れしあなたの薬指 今はくすんだ銀色に照る
10
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月虹
捕まえた と思えば遠く逃げてゆく初夏の虫にも恋の魂
70
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夕凪
才能は無いと知っても歌うのだ。それで私は救われるから。
11
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歌蓮
ただ祈る机に向かう君の前広がる前途に幸あることを
9
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詠み人知らず
春月の薄くれなゐに潤みたる 朧を愛でる菜の花の道
23
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灰色猫
紅はるか小石を敷いた熱々の鍋に並べて心ほくほく
23
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幸子
ありがたい 突発的に降ってきたピンチを紙が預かってくれた
15
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西村 由佳里
毎日に疲れた私を癒すものそれはあなたの声とまなざし
7
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舞
ひとひらとまたひとひらと街に降りひとに降りゆく吾れのうちにも
10
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詠み人知らず
冬枯れの佗しき庭にふとよぎるこの家の主の夏の日のこと
18
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ななかまど
落ち葉には輝ける陽の記憶あり冷たい風に身を捩りたり
7
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コタロー
古池に柳一本搖れながら人に慣れたる鯉を眺める
13
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たえなかすず
もう彼に送ることない写メールを撮って保存をするバカひとり
6
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恵
あの人のワイシャツの袖折り返すわずかな仕草が大好きでした
100
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詠み人知らず
死ぬ前にやることリストを作成し 最終行に 死なないと書く
21
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藤久崇
窓開けば 和き晨の 風に添い 忙しく来たる 蜚蠊かな
15
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藤久崇
人心 広く弱きを 救うこそ まことに美し 国に要りなめ
17
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千映
炭俵焚火し暖摂る子らの背に温みのこして登校の朝
15
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樂々
春秋の花の時にも咲かざりしわが身ふる野の霜の下草
17
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南條櫟
銀の雪わけいづる金色の五輪の花に合ふ日本晴れ
6
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