大獏のお気に入りの歌一覧
浅草大将
そま人が家路に飾るにしき葉のもみぢを吹くな山のゆふ風
14
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悠々
空青く海なほ蒼き陸奧の山啾々と怒り哭く聲
14
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聴雨
降りやまぬ雨に心は見透かされ夕べ一つの言葉のみこむ
19
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浅草大将
我が流す涙の数をきくなればおのが身の上の露をかぞへよ
15
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聴雨
あなたから心はなして佇めばうつろふ花のやうに色褪す
12
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ほたる
一本の煙草が尽きる時間だけ君の孤独を見つめている秋
25
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紫苑
立ち枯るるミモザ錆いろ枝を抜け秋風はつか挽歌を奏づ
9
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たんぽぽすずめ。
茹でてなを閉じた浅利が煮え切らぬ恋をするなと囁く夕べ
16
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浅草大将
バッコスを海に眠らせアポロンの愛琴に風の哀歌鳴りつつ
13
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紫苑
病み猫をなだめつつ座す待合にサンスベリアは花を持ちをり
11
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ほたる
降りそそぐ光も闇も受け入れて抗うことなく揺れるコスモス
20
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ふきのとう
山椒は日ごと朱色に変わるるをほのかに香りつけたるままに
18
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ふきのとう
花嫁は少女の面影残せしを笑顔輝き見とれるほどに
16
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舞
空高み秋の晴日の雲一つ動かぬほどの朗がらかな午後
3
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リンダ
片目からふいに涙がこぼれ落ち泣いているのに初めて気付く
16
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リンダ
明日壊す実家に猫と訪れて 家具ない部屋に猫が居座る
16
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たんぽぽすずめ。
錆び色の剥げた塗料がそそり立ち楓のような鉄の橋かな
21
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恣翁
居酒屋の 赤提灯の 胴かすめ 一条の雨 斜に光りぬ
22
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白亜
皆ねむる土曜日のあさ 影ひとつ うけとめてくれるアスファルト
14
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聴雨
吾を穿つ激しき雨になり給へ吐息もなみだも闇に流さむ
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