灰色猫のお気に入りの歌一覧
木村珊瑚
扇風機の羽根は四つ葉のクローバー 幸運の風たっぶり浴びて
8
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沙久
母と観た三十七秒六〇の 世界のエンドは銀色だった
18
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木村珊瑚
ねえ明日カフェオレボウルで泳ごうよ浮き輪を夏の風にまかせて
6
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たけくらべ
忘れじの人を偲びて夕凪の海を眺めつ夏は終わりぬ
21
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さえね
透明な氷があるとするならばあの夏の日をとじこめておく
7
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はまたいと
まちぼうけ 雨降りやまぬ 放課後の 彼に借る傘 雨よ止まぬな
4
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さえね
まぼろしの氷を食べる ぼくはもう世界にもどることができない
8
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ながさき
人々の 差異を認めて 称えあい 励ましあって うまし「うたのわ」
21
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河のほとり
闇ならばかへりてやすき寝をねまし雲居は月のかげももらさで
16
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みやこうまし
高原にすすきのゆれて白銀の穂波は招く秋の到来
14
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舞
ゆく季節を気早き秋の草陰に声まだ若き鎮魂の歌
14
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新座の迷い人
朝起きて 空見上ぐれば 星もなし 泣いているのか 今日の空かな
6
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優器ルミネ
ティディベアのように居座るこの部屋できっと僕だけ笑えていない
5
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優器ルミネ
久々の友の笑顔は少しだけ大人に見えた。僕はどんなだ?
5
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透子
空蝉の聲に変わらぬ夏を聞くきみに心を揺らしたあの日
6
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人三昧
立秋を 過ぎて幾日 たちたるや 蝉の抜け殻 秋茜飛ぶ
7
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果禾緒
月の弧の眉を描きぬ 手鏡の左上に満月を置きつつ
5
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みん
嘘だよと笑ってくれると思ってた 女心の分からぬ君よ
10
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絮谷新
たましひを孵す容噐や積乱雲入り日覆ひて輝きたれば
16
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萱斎院
夕影の杉の間もるる灯籠に 消え残りたる胸にたく恋
10
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