橘のお気に入りの歌一覧
恣翁
食事後に 二杯呑みつる葡萄酒が ふてぶてしかる倦怠を呼ぶ
8
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音弥
オリンピック競技にさしたる興味なしとは言えテレビに噛り付く者
9
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ガビー
諍いて下宿に戻る我の荷に 母が入れたる真っ赤な林檎
7
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桃山
ものみなを焼く炎暑避けるかに夫は休みて涼に親しむ
10
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音弥
兎も角も封を切られた世界的祭典の無事に終わるのを祈る
13
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音弥
誤作動か切り替えスイッチ入れぬまま仕事モードの連休二日目
12
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へし切
そもそもに呪われたるやこの五輪 退くも進むも茨にやあらむ
13
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朝比奈
山際を煙らす霧の忍び入り無双窓吹く白き荒南風
18
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名鈴
空蝉は 命はかなき ものなれど 君が時めき あらばかひあり
10
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名鈴
終日 身を震はせて 鳴く蝉の 未だ思ひの 止まぬ黄昏
15
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わかばみち
様々な葛藤あった水無月が去って静謐求む心から
8
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きくゑ
ミント水 グラスの底に桃の種 あとひとくちの とろりと甘き
11
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音弥
観客はいようといまいとオリンピック放送権駆使みな金の為
12
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蔓葵
難波江のうらみはてぬる枕かなあしもなぎさの人のおもかげ
10
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横井 信
今日もまた暑い陽射しの中を行く無人の駅の蝉の出迎え
12
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葛城
飛沫寄す谷風吹けば涼しさも通り越したる山裾の宿
17
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へし切
風鈴の絶へて久しき夕涼み酷暑に夏の風情なきかな
13
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音弥
長梅雨が明けた途端の猛暑日に慣れず両脚後退りする
7
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桃山
ペット飼う事に難色示す世につくづく感じる嘆かわしさを
6
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桃山
さぼしする夏の着物は透き通り風に揺れるも涼しくありぬ
12
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