青き銀椀のお気に入りの歌一覧
名鈴
懐かしき 菓子の色色 思ひ出で 母を偲びて 味はひを似す
11
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KEN
結べずに 散れば初夏 林檎花 苫屋の壁に 落とす夕影
15
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松本直哉
花々を行きつもどりつみつばちの羽音ものうく春闌けにけり
11
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横井 信
また今日も外に出れない苛立ちにお菓子をつまむ夕暮れの部屋
8
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滝川昌之
錆びついた熊手に遠き潮騒と子らとあさりの格闘を聴く
17
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ななかまど
雪どけや水に山靴ぬれはじむ山に近づく山が近づく
14
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赤石仙人
櫻散り街路樹彩る花水木白とピンクに咲き分けてをり
3
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西村 由佳里
目を閉じて思い浮かべる大切なあなたの耳や鼻やくちびる
5
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えんとつcafé
自転車にのれた瞬間ともだちのリストに風も入れる小三
18
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び わ
じゃりじゃりと家内の床屋縁側でいい男ぶり鏡に写し
8
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名鈴
将や君 この人波に 紛れむや 当て所無きまま 彷徨ひ求む
9
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舞
買い出しに父は子を抱き母はカゴマスクに負けぬ笑みは洩れつつ
10
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灰色猫
コロナにもコロナの叫びがあるだろう生きゆくことは淘汰との死闘
18
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KEN
迷ひ子が 目を伏せ拭ふ 一粒や 逢魔が刻の 月に夕づつ
12
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横井 信
またひとつ季節の過ぎる家の中 冷たい水をぐっと飲みほす
12
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うすべに
まちかどの青空似合うはなみずき 人のにぎわい夢見て揺れる
10
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普徳亭大崇
耳痛く 呼吸苦しく 声こもる 眼鏡曇らす マスクの辛さ
6
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滝川昌之
熟れ時を知らせるごとく琵琶の木で つつけ、つつけ、と呼ぶ四十雀
19
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ななかまど
空に描く書家のようなりつばくらめ草書の「う」の字いともた易く
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夏深
人の世の災いものともせずに今見渡す限りのああ春景色
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