KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
水もまだ冷たき川のせせらぎに流した愚痴も知らぬ青鷺
16
もっと見る
夢士
星の降る北風の街歩みゆく一万めざし昨日も今日も
8
もっと見る
夢士
走り去る深夜のバスの客一人歌詠み歩く吾もまた一人
13
もっと見る
横井 信
雨音にめぐる言葉は言いすぎた昨夜の声が冷たく響く
16
もっと見る
灰色猫
もこもこの冬毛ふるわせ水辺にて福良雀は身を清めおり
23
もっと見る
滝川昌之
妻は子のファーストシューズをとっていて時々記憶で歩かせている
21
もっと見る
コタロー
冬といふ殘酷な奴やつて來て痩せた仔猫を更に虐める
7
もっと見る
コタロー
白き息吐きつつ無言のランナーが無言のままに小さくなりぬ
16
もっと見る
コタロー
裸木の下に積もりしカサカサの葉つぱを見つつ着ぶくれてゐる
15
もっと見る
横井 信
ため息のかけらを集めにじんでる曇りガラスの向こうのひかり
20
もっと見る
夢士
鵯の来て万両残し千両の赤き実食らふ冬枯れの庭
18
もっと見る
うすべに
寒空の裸の枝にやどりぎの 緑はまるく春鳥さそう
14
もっと見る
滝川昌之
秋の日の風向きのまま立ち枯れた芒に日脚伸び冬茜
19
もっと見る
名鈴
様様に 言ひ伝へらる 花や木を 目近く見たし 君と掻い連ね
12
もっと見る
舞
雪籠り音無き夜の晩酌は独りひもとく古きうたなど
12
もっと見る
蔓葵
冬の月にあかねの空はよそなれば闇より出でて闇にこそ入れ
12
もっと見る
舞
おしなべて歌よみひとはうつろへる人の思いを伝う語り部
13
もっと見る
滝川昌之
抜けてきた辛き受験を偲びつつセンター入試の子らへエールを
16
もっと見る
横井 信
ゆっくりと西の空から晴れやかに広がる青い寒中の風
9
もっと見る
うすべに
ガード下 壊れた傘がうずくまる 貨物列車の音のさみしさ
11
もっと見る
[1]
<<
296
|
297
|
298
|
299
|
300
|
301
|
302
|
303
|
304
|
305
|
306
>>
[593]