青き銀椀のお気に入りの歌一覧
こうは
名を知らぬ鳥が鳴ゐてる 青空にその鳥の聲の眞似をしてみる
5
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名鈴
思ひ交はし ともに住みたる 一つ家も 心のあきに 風塞き敢へず
10
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舞
校庭の今年の桜子どもらは知ることはなくひとつ大人へ
6
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KEN
鬼野芥子 我も花ぞと 睨みけり わらべ心を 探す土手道
13
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KEN
初夏や 足裏に哀し 藪椿 小鳥恋歌 囀ずればなお
11
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夢士
上弦の月も見ている急ぎ足夜な夜な一人指をおりつつ
10
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横井 信
強くなるひかりは夏を連れて来る両側に咲くさつきの並木
15
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こうは
鶯 鳴き 春風にして 暖かし 鼓草も 蕾が咲いて
4
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千野鶴子
いつもより静かな皐月の青空に子らがブランコこぐ音響く
6
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普徳亭大崇
行き違う 人も疎らな 道端に 今を盛りに 躑躅咲くなり
6
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うすべに
春日野に藤むらさきの蝶の舞 朱に照らされて深まる思い
10
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滝川昌之
名詞でも流れ出したり匂い出すたとえば「風」と詠む歌人の
17
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松本直哉
さへづりの鳥の高さに思はるる距離といふ名の甘きあこがれ
5
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ななかまど
この星は見えざる敵に疲弊して小さき家で今は我慢と
9
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藤久崇
籠り居る つとめあるかや 日のかげは ほの増して間の この身に射せり
8
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舞
顔を想うも苦し名こそ秘すこの身うつつに消えぬこの間は
7
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名鈴
椀の中 海土風の 春出会ふ 目にも旨しき 若竹煮かな
12
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名鈴
ありし事も あらざりし事も 書く日記 人に読ませむ とにはあらねど
9
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舞
秘す名をば言の葉に呼ぶ夜衣を解き交わすひと 夢と知りせば
11
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恣翁
どぶ川に 物憂く繋ぐ 日に焼けし舟 どんよりと幻燈のごとし
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