白川剛のお気に入りの歌一覧
浅草大将
せせらぎをいづち聞かめや木の間にはせみの小川の流れ絶えねど
11
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三沢左右
指にて溝を画きたる瓶詰めのハンドクリーム青く翳りぬ
10
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三沢左右
白鴉夕べの闇に雑じらはで送電線に唯止まりをり
14
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半格斎
むらなくてうだる暑さや風とだえ音無く沈む里の家並みよ
13
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あそびくも
男らの汗ほとばしり砂煙り一番山の歌勇ましく
8
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半格斎
やはらぎの月の光をうらまづも飛び交う螢のいろうすらぎぬ
8
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芳立
とほつひとまつ浦の海のさびしさにかりの文みる夏の夜の夢
9
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光源氏
あさぼらけ露にうつろふあさがほはあるかなきかに見ゆるまぼろし
17
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浅草大将
流さるる儘こそよしか難波江のあしたも知れぬ我が身ながらに
10
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まるえふ
我が家のね電子レンジが壊れたの最後の言葉はブブブブーーン
2
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聴雨
寝ねがてに傾き去ぬる月みれば胸にいだきし焔しづもる
15
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浅草大将
逢へぬままひとり夜なべをしづはたにふるや涙の白糸の雨
20
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光源氏
鈴虫のこゑぞしきりにひびけしは秋の名殘を歌へしものと
8
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舞
蝉時雨途絶えてみれば夕焼けの消え行く空に風鈴の音
11
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恣翁
午過ぎの 微風に槐 戦ぎては 光と影を 斑に落とす
19
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あそびくも
松風に潮騒さわぎ胸騒ぎ焦がる胸火を月船に乗せ
12
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紫苑
夏疾風香にさそはるる心地して見やればつまし金柑の花
14
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まるえふ
三連夜仕事をしてる夢を見た残業手当もらえるのかな
4
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聴雨
ぬばたまの夜も深まりて洗ひ髪解く指先を思ひいざよふ
7
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聴雨
白日のもとにありては花の色風の色みなけざやかなりて
8
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