紫乃のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
わが想い胸に秘めつつ文書くも届かぬままになす術もなく
10
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ふきのとう
うたのわに安らぎ求めおりたてばささくれし心しずまりゆき
12
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紫苑
ふうはりと展く小百合と茉莉花の香に抱かるる晩秋のあさ
14
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紫苑
蝶の道まちがひきつて美しや四肢を展翅の布に拡げたる
16
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紫苑
ひらかれてひたくれなゐに咲く花の高みにあればこゑあげつらむ
12
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紫苑
秋うらら葉山の海にクールベの波は黄金の陽をうつしけり
17
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紫苑
夜のうちに忍び入りけむ冬の息あしたの窓に露をむすべば
19
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螢子
水無月の月無き夜の道しるべ 蛍袋はほのかに白く
21
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螢子
「ありがとう」言葉は別れを含みをり「さようなら」とは言わぬ二人は
26
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螢子
せいいっぱい咲きてはらりとほどけゆく彩とりどりの薔薇の絨緞
22
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螢子
君と見た夢は儚きシャボン玉トパーズ色の風に吹かれて
24
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螢子
闇を持つ心と心かけたれば光となりぬそんな掛け算
23
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螢子
月愛でる心教へし人のあり君はなくとも月は出でたり
29
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螢子
何色の花咲くだろう小春日に心はずませチューリップ植うる
6
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螢子
どうなるか解らない未来待てなくて現在を一緒に生きたいのです
71
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三沢左右
硝子戸を空の灰色に染め変えて日は沈みゆく冬の午後5時
14
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田中ましろ
無邪気さを突き刺す君を中心に動きはじめる回転木馬
5
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聴雨
寝ねがてに黒髪とかす指先をほのかに包む閨の月かな
10
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薫智
柔らかく無防備なのが心だと壊れないよう途切れぬように
11
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舞
天球に星燦々と 手を取りて見上げる二人に音降り注ぐ
4
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