青き銀椀のお気に入りの歌一覧
ななかまど
はい松に掛けたるタオル手招いて山を愛する主人を探す
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みをつくし
酒ほがひ賑はしき中夕波に搖られ旅立つ「瀬戸の花嫁」
20
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名鈴
嵐打ち 雷の身に閃きて それより後の 事は覚えず
13
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舞
夏名残り乙女の脚の太ももの日焼けの跡をチラリ盗み見
5
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び わ
柳生家の木陰で武蔵お通みる何故か武蔵は合わず立ち去る
5
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横井 信
いつの間に月はあんなに高くまで 流れる雲に落ちた雨粒
14
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横井 信
まだ暑い九月の空は高らかに日陰の増えた歩道を進む
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KEN
月明かり 染めて結ばむ 露草は 形留めぬ 性を愁ひつ
12
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ながさき
透きとほる 秋の夜空の 山の端に 黄金色の 満月光る
14
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可不可
ベッドの真中までアクリル板たてた方が 人類絶滅
5
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名鈴
野の末の 浅茅が宿を 月読が やおらに照らす 望月の夜
15
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千映2
長月に入りて虫の音大人しく茸ご飯の恋しくおもう
4
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うすべに
すず風にちぎれる雲の影さやか 月が出番とあおく秋めく
10
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滝川昌之
消しゴムのセロハン剥がし新学期あらたな角でそれっと意気込む
17
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ななかまど
ゆく夏の叫びとも聞く蝉しぐれ残夏のときを生きるは難し
11
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みをつくし
ガラス割れ薄闇の中四半時 煌めき見えし隣町の灯
23
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舞
公園のベンチで開けるワンカップ暮れゆく空に月星もなく
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名鈴
朝にも 身の熱りの 冷めやらで いまだ着まうき 秋さり衣
8
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名鈴
花野とは 春の野辺かと 聞き做すに 秋草咲きて 乱るるさまかし
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横井 信
夕焼けに染まる窓辺のふみ机 そっと聞こえたツクツクボウシ
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