灰色猫のお気に入りの歌一覧
酒野実
衣替へ暑さ居坐る神無月着るに着られず上着うらめし
10
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たけくらべ
水澄みて空澄みわたる秋の日にもみぢ狩る吾の心澄みけり
20
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千映
虫の音が君の叫びと受け止めた静かになりてこころ寂しき
14
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桜枝巧
「以上です。アンコールなどありません」夕日は笑って今日から墜ちた
11
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桜枝巧
イヤフォンと他人の言葉を詰め込んで揺れる電車と右耳ピアス
8
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桜枝巧
今日も僕はイヤフォン突っ込みあくびして他人の言葉を溜め込んでいる
7
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桜枝巧
化粧水、ミルクキャンディ、定期入れ どこかにきっと幸せがある
10
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舞
朝餉成す音目覚めつつ暫くに妻起こし来る今日の始まる
11
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恣翁
夏空の雲の名残りか 枯れ尾花 夢を留めて 刷くがに靡く
21
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Chico
どどどかーん 曇りのち花 優曇華 優しき人はみな花の生れ
13
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Chico
たまきはる命かぎりに 優曇華 曇りのちみな花に生るかも
20
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芳立
山里の寝覚めの宿に風絶えてたれもいらへぬきりぎりす鳴く
12
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さゆ
人々は 危ない恋だ と言うのだろう 戻れぬこの道 私は進むよ
6
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さゆ
あまりにも無防備すぎたその心誰に見られた誰に盗まれた
5
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向日葵
要らぬもの程思い出は尽きぬもの 捨てられぬまま暮れる週末
7
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水海はるこ
朝食をパスして急ぐ(「今日」という日もパスしたい、できない)急ぐ
8
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呉竹の憂き節
憂世には帰らむ物か心から行方とばかり定めらるれば
8
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葱りんと
歌の音に 毎回香りを 思うてる 金木犀の香 あこがれの靄
11
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夢士
ほろ酔ひの秋の夕餉の一人酒喉に仄かな酢橘の香り
19
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リクシアナ
真白なる夜明けの湖に落鮒の水影ふれて夢に微睡む
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