半格斎のお気に入りの歌一覧
舞
朽ち果てた墓標数基が田を守る荒れて行く田をなすすべもなく
5
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れん
長い夜高くなる空澄む空気緩やかに濃く秋色になる
6
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広瀬 光
言ノ葉の 一つ一つの 重み知り 人は少し 優しくなれる
4
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三沢左右
夏の日の子どもら駆けし森消えて響きも遠き蝉時雨かな
24
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庭鳥
ゲリラ雨寄せる涼風浴びて寝るために半分窓を閉めたり
6
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はなはな
妖精も 小人も人もわたしたち 一緒にパーティー開きませんか?
13
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猿ノ丞狂介
誰がために鳴る鐘にしもあらなくにその音を聞けばまづぞかなしき
35
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聴雨
秋告ぐるこほろぎひとつ裏庭で銀の鈴をばころがしゐるか
21
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聴雨
久方の雨の夜にはもの思ふ海の底めく揺らぎの中で
18
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只野ハル
シャツ紙片小枝とリレーして尺取り虫を見送った午後の庭
7
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浅草大将
禍つ火に焼かれつくしの弥終てに平和へなほ長さきの坂
23
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三沢左右
日を返す安芸の川面の鋭きに八月六日の夏の日を思ふ
19
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芳立
ひとのなすまがひの神に灼かれにし終とぞすべき八月九日
19
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紫苑
鳥のこゑ空を切り裂き安らはぬ真夜の杜にし月の照り映ゆ
19
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浅草大将
夏と秋ゆき交ふ今朝の空みれば雲のしら嶺になびく横雲
19
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山桃
迷蝶 風に流謫の夢なれやうつつの羽ふるカバマダラ飛べ
15
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きりあ
八月の野の花には愁いありて手折るその手に労しいとげ
13
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恣翁
秋立ちぬ 陽の高くして 黄金なる 光はあれど 風鈴の音
39
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光源氏
しのぶれば悲しきものも癒えるかとわれ問ひがてに死出の山見る
11
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光源氏
さびしげに祈る思ひにみだれ雨地を掻くさまに涙あふるる
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