半格斎のお気に入りの歌一覧
歌織凛
鰤かまをつつき合へりし旨し夜共に変はりて昔語らふ
3
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芳立
とりがなく東の京ひとかれていま八月も半ばなるかな
10
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芳立
木々の葉のうたの道にし果つる身の蝉を白藜のかげにうつせり
10
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はなはな
わたしたち 心の痛みを解き放ち 自分自身で内から自由に
10
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浅草大将
秋たちてまだ三日月の影もなし空を込めたる雲あつき夜
12
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歌織凛
鳴き終へしいのちを土へ還せしは大人になりし君の手のひら
7
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沙羅
水底で丸まっている我が愛は漂いながらかたちを変えてく
10
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只野ハル
蜩とみんみん蝉を聞きながら親の手を引く墓の坂道
10
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浅草大将
夕されば露の宿りの草まくら旅の共寝かきりぎりす鳴く
11
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やねうらねこ
谷あひの草を薙ぎつつゆく空にあふるるごとく蝉の声降る
10
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芳立
われ死なばなほ風になり濁り世に吹かせられむはまつぴらご免
12
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芳立
秋暑しにはかの雨のやはらぎにまたかへりふる蝉しぐれかな
17
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沙羅
熱情に灼けた素肌を深海の冷えた人魚に抱かれてみたく
12
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螢子
陽も落ちて涼しき風の吹きたれば蚊は何処へと行きたるものや
14
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浅草大将
風のなか骸はいつか朽つるとも残る骨をばたれか毀たむ
16
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歌織凛
つまづきし小石ひとつを憎めども 我に似たりて拾い合ふなり
8
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歌織凛
手のひらを見つめし後に合はせしは仏の弟子になりし幼子
7
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薫智
ツンツンと猫の頬っぺたつついたら指先舐めてニャアと睨んだ
17
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澤木淳枝
日の本の 夏は移ろひ けりなるを 金鳥の夏 ポケモンの夏
8
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舞
恋に病み朽ち果てていく我が身なり惜しくもあらず君と逝くなら
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