藤久崇のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
氷紋の結ぶガラスに指あてて遊びの梅花さかす北窓
29
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詠み人知らず
テンプレの辞令の挨拶交わすのみ 悲しくもなく淋しくもなく
18
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吉野 鮎
山肌を雪積むさまに咲き盛る白梅の郷きみが産土
28
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己利善慮鬼
君は今どこかで風を編んでいるそんな気がする更衣の青
13
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野々花
待つという優しい時を閉じ込めて午後の陽射しが窓辺に揺れる
26
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千映
粟もちの色菜の花に似て優し緑茶とともに昼餉の後に
18
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まあさ
家中の 窓を全開 邪気払い 家内清めて 待つ福の神
25
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沙久
十年も君が在中するなんて思ってなかった「心の不思議」
31
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沙久
「信頼」は砂の城みたく一瞬で波にさらわれ消え去ってゆく
30
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リクシアナ
福神は北北西の季節風 屋根の風見が向き変える夜
25
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野々花
どうでもいい事など無いと言いながらためらわず消す迷惑メール
20
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梔子
梅咲けよ 櫻咲けよと 待ち焦がれ 胸躍るるは 恋に似たるか
14
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舞
ひと時のにわか無頼の迷い人場末立呑み啜る冷や酒
12
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蒼
ぼたぼたと落ちる泪をかき集め見知らぬ海を一人で泳ぐ
13
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西村 由佳里
この星の誰とも会わない昼下がり誰も知らないお話を書く
15
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祈り花
友を待つ喫茶の隅の仄暗く香りなつかし紫烟のなごり
12
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祈り花
梅林を遠く見やれば仄赤く堅きつぼみは香りをためて
11
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海原 真生
冷えきった体を持つと 温もりに腕が伸びるは なにか、本能。
5
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有賀亭小太
病院へ元気で通う力貯め四時間待たされ診察二分
7
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紫苑
入りてのち追はれし母よそらみつやまとに生れしウティナンの眼は
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