詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
杉玉に暮れの薄日が促せば並ぶ酒樽 水引纏い
17
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名鈴
物に似ず 才優なる方 目映ゆきて 神に近しと 畏れ臆する
9
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舞
豊穣の闌て朽ち果つ冬の夜の雪に落とさる枯れ木らの影
3
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詠み人知らず
死んだから赦されると言う訳もなく捻れた愛のみずうみの淵
6
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寝惚亭奥地新吾
日は暮れぬ冬至祭と洒落こまん柚子湯南瓜は要らず酒飲め
3
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寝惚亭奥地新吾
夏至祭を祝う習俗なけれども暮れなずむ宵酒を楽しむ
10
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寝惚亭奥地新吾
収入の道は途絶えて筍の皮を剥ぎ剥ぎ生計となせり
3
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まりこ
手洗いでつま先を見る 目から出る水で化粧が落ちたら負けだ
7
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寝惚亭奥地新吾
ふるさとに母はいまさず帰る場所無きに戸惑うデラシネの暮れ
5
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団右衛門
夜明け前 浅い眠りを 覚ます夢 隣にいない かつての温もり
3
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団右衛門
進行が 釣瓶落としか 噛み合わぬ 会話の果てに ひぐらしの声
3
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団右衛門
幾日も 身振りで何度 爪切って 誰も気付けず ごめんアイさん
3
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団右衛門
金杯を 満たす夢満つ 胸中に 寒風満ちて おけら街道
3
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団右衛門
いざさらば あの世への道 六道辻 逝く日まであと 幾日やある
3
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団右衛門
荒れるゾと 高配狙いの 夢馬券 終わってみれば 人気の二頭
4
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団右衛門
TPP アベノミクスに 特秘法 裏はあっても おもてなし
5
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団右衛門
中山の 砂の重さも ものとせず たてがみ乱す 益荒男の脚
4
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団右衛門
明烏 竜宮の夢 泡と溶け あのときめきも 今は昔に
4
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団右衛門
先行きが 見えぬ世に咲く スイカズラ 耐えて忍べと 冬空の下
4
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団右衛門
四苦八苦 足して百八 祓う音 大つごもりに 響く静寂
5
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