成瀬山水のお気に入りの歌一覧
紹益
曇りなく 澄んだ瞳と 目を合わせ 沈み濁れる 己を恥じる
20
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みずたけ
正月で気持ち新たに初詣横に並ぶは旧友の顔
3
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みずたけ
野良猫や路地を彷徨うその姿我に重ねて一人畏るる
5
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河のほとり
鳥の声もまれなる冬の深山路はわれより他に行く人もなし
19
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片井俊二
その頬をほのかに紅く染めながら寄り沿う君と冬の陽だまり
7
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みやこうまし
白雪の融けて零れて水となり 空を恋うるや水煙上げる
18
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夢士
晴れ渡る空に向かひて蠟梅の優しきいろの花の芳し
14
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紫苑
あらたまの年のわたりは夕映えの海ふところに心なぐさむ
20
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紫苑
しらしらと月まなざせば砧骨かすかに応ふさざなみの底
13
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まつり
底無しの苦界に咲く身と笑う鬼 さくら散る散るいつか逝く春
7
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水海はるこ
好きだった大判焼き屋が駐車場三台分になった一月
14
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備前 大輔
地に伏した屍よ屍汝が声はもはや響かじ青繁る葉に
4
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詠み人知らず
憧るる綺麗な羽に子雀はたとえ飛べない籠の鳥とて
13
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舞
北の空御身は如何に問う声も埋もれて消える雪の静寂に
7
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詠み人知らず
哀しみを凍てつく川に流せれば抗いもせず水底沈む
14
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月虹
詣でれば皆一様に深き顔願う先には清き陽光
27
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月虹
液晶に日出づる処の天使きて和の笛を吹く今日も吉日
27
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舞
踏みしめる雪鳴りの音小気味良く響きて冴える霜天の星
10
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詠み人知らず
進行と逆に座りぬ車窓には遠近法で景色が過ぎゆ
5
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詠み人知らず
屋根瓦雪の積もりてやわらかな絵本の国の物語かな
8
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