半格斎のお気に入りの歌一覧
聴雨
たそがれに切なき胸を重ねみて雲のいろさへいとしきゆふべ
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螢子
モナリザになりきりポーズきめている美術館の額縁の中
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たんぽぽすずめ。
夕暮れてだあれも居ずに霊が浮きそうな家でも疲れたら寝る
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たんぽぽすずめ。
草苅りの日焼けの顔が集金の前に捧げる領収書です
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浅草大将
再びは来るもなきさの白砂になみだに消せぬ夏の思ひ出
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浅草大将
秋来なば原を覆へるふぢ袴さぐりて見ませしもつけの草
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氷吹郎女@停止中
花束を抱いて新婦は泣きながら「母のような母になりたい」と
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葉月きらら☆
本当は貴方がいなくても生きていけるくらいの女になりたい
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詠み人知らず
ゆらゆらと 波に揺られて 踊ってる 白く清んでる あの海の月
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遥歌
主待つ君の愛用自轉車に朝顏の蔓引つ越してをり
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みなみぐち
牛乳をこぼすテーブルあるような光戯る家にしたいね
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澤木淳枝
英語では 朝顔昼顔 区別なし モーニンググローリー 一まとめ
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垂々
真夜中の電話はいつも酔っていて「愛してるよ」に酔わされていて
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浅草大将
風の色のいまだ変はらぬ梢にも夏を限りの一葉散る見ゆ
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澤木淳枝
夏嵐 まさか・Tokyo 終着駅 今夜でピリオド 二季物語
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詠み人知らず
我の歌体調悪し歌多けれど生きてるあかし許してたもれ
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詠み人知らず
返したい手紙も鍵も3年の間にうつった博多訛りも
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詠み人知らず
虫を追い夏草の海を突き進み遠くにかすむ真白の帽子
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芳立
みどり穂のわたれる昼に入りゆかむことのはもなき蜉蝣の月
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沙枝
少年は海を見ている 十代の今しかできぬ眩しげな目で
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