詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
山に雪ときは豊かに横たえて老いの二人のクリスマスイブ
11
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KEN
冬の陽に 螢火の舞ふ 夢の如 蒼にちりぢり こぶしの冬芽
9
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滝川昌之
良かったとたまに思える日のためにその他の日々を懸命に生く
20
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只野ハル
航跡の消えゆく果てを眺めつつ去り行く船の行方を知らず
8
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横井 信
帰り着く無人の駅は冬枯れの田畑の中の小さな浮巣
13
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滝川昌之
蟹二杯一杯分の値でいいとしゃがれた声に停まるアメ横
14
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名鈴
前の世で はた二世の縁 結びしか いづれの道も 先に君待つ
9
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KEN
棘傷に にじむ血を見て ながらへる この身を思ふ むくろぎの尾根
12
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可不可
冬銀河あふれて了へ 逢ひたくて逢へない二人の涙あつめて
8
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萱斎院
からころも着なれし袖にあきの露 夜の明けぬれば消ゆべきものを
2
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名鈴
麗しく ゆかしと覚ゆる 貴人の ゆくりなき文 我を舞はしむ
8
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横井 信
せわしない冬至の朝の影長く歩道に描く今年の歩み
13
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ユキ
後悔の 海に懺悔を 沈めても 浮かばれないの すくわれないの
11
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夕夏
ねんがじょうするするするーするこのごろはみそひともじへくらがえし
3
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舞
華やかな聖夜をきどる街の灯の彩り映すカップルの背な
4
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名鈴
臘燭が 心の隈を 明らむらし 相移ろへる 妻夫の思ひ
11
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舞
外つ国の言葉行き交う湯治場ははだとはだとの国際交流
5
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内田勝也
我未生父母も未生の寂光土種子なき花は幻の花
3
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内田勝也
わが指の分かれにありしアポトーシス生の始めに死ありきとは
2
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内田勝也
川岸に飛び交う蜻蛉希望よりなお薄き羽根震わせて飛ぶ
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