半格斎のお気に入りの歌一覧
沙羅
浴衣姿面と向かうははずかしくななめ前をひたすら歩く
15
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光源氏
天才と謂はれし者は人しれずあまたの歌に耳をかたむけ
39
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光源氏
ひとかどの心持ちたるものなればせめて詠みませまともな歌を
18
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光源氏
草も野も卑猥な色に染め抜けばいづれ消えゆく泥の流れに
19
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まるたまる
鍵盤にそっと指を置く呼吸するように音楽を、さあ始めよう
22
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芳立
古利根の畔のどけし毬栗のあをき稚児らがつらねかけゆく
14
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三沢左右
のどけくもおほどかなりてうちかへす瀬戸内の海心地よくこそ
23
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さる
桃色の花房ゆれてけふもまだ猛暑日つづくさるすべりかな
14
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詠み人知らず
玄関にひとりばえしたうりの花みるたび顔がほころんでくる
22
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山桃
甲冑は火箸となりてはろばろとさやかにゆらかす明珍の秋
16
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卯月
この恋を殺すと決めたあの日から心の雪がはらはらと降る
18
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ゆべし
やわらかき襦袢の端布か白い花梨をきれいに剥く女だった
10
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舞
眺めれど触れることなき月影のさやかに照らす揺れる心を
14
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聴雨
なにとなく居残る夏にみる秋のけだるいほどの切なさに酔ふ
19
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たんぽぽすずめ。
撫でて抱きお家に来ると聞かれてる猫は目覚めて君を思った
19
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笑能子
退屈は己が怠けに巣食うもの駆逐するには先ず腰上げて
7
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悠々
ひっそりと八日の蝉のながらえてとぎれがちなるおそ夏の歌
35
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竹本未來
莓ジャム作るみたいに煮詰めてく 濃厚になるあたしと君は
8
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安奈
絵画買う画廊の主の気になって知らぬ作家の同人誌買う
8
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芳立
をのこ四十路みのりの秋と驕れども頭にまだきふれる霜かな
23
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