有為のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
ひらめきに烏の如く湯を去れば放つ煙りを白羽とすらん
5
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詠み人知らず
角膜がかすかに溶かすコンタクトレンズ儚き総督の夢
6
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詠み人知らず
ひとりぼっちなんですってね根回しや徒党を組むこと得意なくせに
11
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ケンイチ
返信に書くことリストがあふれてく 昨日の夢や、初雪のこと
17
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たんぽぽすずめ。
味噌汁の歌を味わひ母の住む空へ私が ひと時 帰る
26
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たんぽぽすずめ。
橙の取れて高々銀月の水を掬えど心さざなむ
7
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林ユキ
きりん草 茂る枯れ野で逝く秋を 探して泣ゐてる風の迷ひ子
10
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たんぽぽすずめ。
真っ直ぐに飛行機雲が十三夜雲居の月に伸びて悲しや
20
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紫苑
花さうび咲き殻ひとつ摘み取れば色なき庭に冬の足おと
23
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リンダ
半分のくせにやたらと照らしてる月に阿呆と歯向かう週末
18
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浅草大将
ゆく風の散らす紅葉を唐ころも秋の名残ときぬの筏師
6
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のびのび
はみ出したワイシャツの裾を指差して「しっぽしっぽ」と君は笑った
9
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のびのび
「五曲目がすごくいいから聴いてね」とCDの上ではにかむ付箋紙
31
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のびのび
そうめんが今年は余ってしまいました たまには顔を見せなさい 母
22
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光源氏
心なき身にもあはれは知られけりいづこの旅を思ふまもなく
12
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銀ねず
煙草に火をつけながら思う わたしだけずぶ濡れで帰った夜のことなど
14
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水葉
ひとつなれ遠くも遠きこの想ひ千々にみだれし百代草さへ
11
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千紘
月明かり運ぶ夜風が優しくて心にさらり 涙がほろり
13
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falcon
くれなひの涙にそむる辻が花かざす扇にうつる月影
13
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林ユキ
一日が作業ズボンに染みつゐた飮めない君にエクレアを買ふ
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