詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
いにしへの万葉かなに「恋は孤悲」ひとり老いては身に沁みけるかな
21
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横井 信
雲ひとつ青空高く吹く風に広がりひかる朝顔の花
12
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KEN
つきくさの 生ふるみちのく 峰藥師 おんころころと 誰唱へらむ
10
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千映
もう一度西瓜を食べてこの夏に別れをしよう秋もそこここ
9
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さえね
青竹はひとしく濡れて源氏山ひたぶるまでに降る夏の雨
9
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詠み人知らず
涼新た夏の名残を惜しみては路地の紫陽花セピアに色変へ
12
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滝川昌之
暑過ぎた夏に膨らむ電気代 水物ばかりで緩んだ腹と
14
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滝川昌之
保育士の資格更新一週間 妻、颯爽と再女学生
16
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うすべに
夏あらし 梢を揺らす黒い雲 葉にしがみつく蝉のぬけがら
10
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横井 信
消えてゆく真夏の熱を蓄えて実る果実の甘い誘惑
13
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KEN
秋萩の 垂れをつたふ 雨の粒 地に落つ度に 夏流すかな
10
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夢士
開け放つ窓より入りぬ虫のこゑ行く夏惜しみビールで乾杯
11
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桜田 武
黄の稲穂しばしば見ゆる赤とんぼ秋の気配は視覚鮮やか
6
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夢士
首筋をぞくっと冷たきものはしり当てる手に在り青き蟷螂
13
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KEN
たとへれば 燃えつきぬまま 夜を明かす 膣のかたちの うまくわづかな
8
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うすべに
まだ暑い乾く陽ざしに赤とんぼ 田わたる風の波も秋色
9
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滝川昌之
「カミナリの記号」と鳥居の紙垂(しで)を指す幼子 予報士候補生
14
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横井 信
虫の鳴く夜道を走る僕に背にヘッドライトの流れるひかり
7
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横井 信
雨粒はヘッドライトにきらめいて昼間の熱をほどいて消える
15
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へし切
ふり見れば 知らず知らずに歩み来し 今来たこの道 またたどる道
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