栞のお気に入りの歌一覧
只野ハル
登校の子らを見送る雪だるま夕べを知らず跡も残らず
18
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紫苑
改札に君を送れば雑踏はたがひの生を捲いて流るる
19
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田中ましろ
真っ白なジグソーパズルを解くように道なき道の答えをさがす
15
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垂々
きえていくものはきれいね うそつきが吐いたタバコの煙のわっか
37
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きりあ
この胸へ寄せては返す小波のひとつひとつがあなたの言葉
10
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まるたまる
曖昧な関係のまま確実に近づいている二人の心
12
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はな
青空が残酷だって知ったのは君と別れる始発のホーム
21
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まるたまる
逢うことが小さな痛みをもたらして心を氷河に閉じ込めにいく
17
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四季野 遊
雨音はいつか静かになりにけり止むとは知らぬ真雪になりぬ
14
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きりあ
踏み切りのカンカンコンが切り分ける過去のわたしと今のわたしを
15
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さとうはな
あの人を思い続けるかなしさと同じ速度で海に降る雪
24
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薫智
いつもよりふた駅前で降りてみた今宵三日月眺めて帰る
19
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垂々
川べりの体育座りの僕の横とろんぼーんと夕焼けの降る
24
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まるたまる
細い月覗いているよもう少し離れて歩こう暗い道でも
11
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まるたまる
喧騒の街から帰り家で飲む安い紅茶のやすらけしかな
18
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ほたる
ささやかにオレンジ灯すストーブの健気な温もりいとおしむ夜
11
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トーヤ
月変わり冷たいだけの風たちが少し手加減してくれる 朝
10
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たんぽぽすずめ。
星屑を蒔いた湖面へ行く舟で描く二人の唐草模様
13
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まるたまる
三年間付き合った人は双子座だ。それしか知らないあなたはだあれ
8
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舞
夕暮れの家の灯りにそれぞれの違うかたちの温もりがある
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