白川剛のお気に入りの歌一覧
恣翁
古の 冷然とした 微笑みを 含みて像の ただ静かなり
15
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あそびくも
細瓜の青みづみづし丸かぶり音涼やかに香り立つ夏
49
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まるたまる
吊り橋の下には波が砕け散り他の何処より深い蒼碧
7
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まるたまる
守るため壊したことも数多あるこれが私のやり方だから
16
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聴雨
さらぬだにいざよふ月ぞ立待のわが心知らずいとど隠るる
10
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紫苑
昼よるを分かたぬ部屋に瀬を超えて目に負ふ華の傾りまばゆし
7
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ケンイチ
日の本のひかりは軽きあけぼのの幸に遅れて帰りて来たり
7
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浅草大将
かがみなす余呉の湖づら騒立てば柳にかかる風の羽ごろも
13
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まるたまる
愛なんて解らないわと言う人の孫と砂場でしゃがむ横顔
6
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あそびくも
名は高く天下導く標なれ黄金輝くJAPANの花よ
9
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あそびくも
峰雲のたつ夏空を朱に染め燃ゆる火焔は地にこぼれゆく
15
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白亜
七年を七日に託す激しさよ うたもいのちも今かぎりとぞ知る
11
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粕春大君
海辺きてゆふ風ふけば夏衣たつ白波に袖ぬらしつつ
19
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舞
イケギャルと老シスターとそれぞれの夢を乗せつつ地下鉄の行く
14
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まるたまる
度の強い君の眼鏡で見た海に小さく見えるビッグウェイブ
4
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ケンイチ
干し草に遊ぶをさなごその夏の永久のかをりは窓に流れり
12
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七色コイン
我が言葉無力と知れど唱えたる死者に生者に南無阿弥陀仏
11
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聴雨
さくら木は溢るるほどの青湛へ木下に深き闇をいだける
6
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浅草大将
つげや注げ味酒みわの神杉の呑みすぎたるの底を抜くまで
10
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浅草大将
こころして君がつぎねふ山代のいで湯の宿にただ秋のかぜ
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