KENのお気に入りの歌一覧
名鈴
ありし事も あらざりし事も 書く日記 人に読ませむ とにはあらねど
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コタロー
志村さん岡江さん等を葬つたコロナ許さぬ絶對に勝つ
10
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恣翁
どぶ川に 物憂く繋ぐ 日に焼けし舟 どんよりと幻燈のごとし
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松本直哉
花々を行きつもどりつみつばちの羽音ものうく春闌けにけり
11
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横井 信
また今日も外に出れない苛立ちにお菓子をつまむ夕暮れの部屋
8
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ななかまど
雪どけや水に山靴ぬれはじむ山に近づく山が近づく
14
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灰色猫
コロナにもコロナの叫びがあるだろう生きゆくことは淘汰との死闘
18
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青き銀椀
明けゆくを三日月も見へぬ空仰ぎいやに心の障る風かも
13
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滝川昌之
錆びついた熊手に遠き潮騒と子らとあさりの格闘を聴く
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萱斎院
わが宿の山桜花咲きにけり 来ぬひといはじやがて散るとも
10
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露草
君逝きて声も姿もなけれども共に生きるとわれ誓いてし
9
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ななかまど
空に描く書家のようなりつばくらめ草書の「う」の字いともた易く
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滝川昌之
熟れ時を知らせるごとく琵琶の木で つつけ、つつけ、と呼ぶ四十雀
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うすべに
まちかどの青空似合うはなみずき 人のにぎわい夢見て揺れる
10
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横井 信
またひとつ季節の過ぎる家の中 冷たい水をぐっと飲みほす
12
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青き銀椀
月も又雲に隠れば明星もやがて隠るる西の空哉
13
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吉野 鮎
生れし兒の健やかなればその母のウィルス消ゆと初夏便り
14
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夏深
突然の稲光さえ暗闇に差し込む光であれと祈るや
14
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うすべに
野の花にやさしく触れて名を告げた 頬をはさんだ同じしぐさで
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横井 信
慣れてきたひとりぼっちの在宅の小さな窓の外には夕陽
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