白川剛のお気に入りの歌一覧
あそびくも
花ざかり過ぎて萎ゆる紫陽花は枯れ衣まとひ雨にしほるる
14
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まるえふ
思うより僕の発言ポジティブで何故だか君は不機嫌な顔
4
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半格斎
岩走る玉の水飛ぶ澤の上の世に知ら示すほまれなるかな
11
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まるたまる
突然に嵐が止んでシーンとする台風の目だ!妹がいう
4
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紫苑
きりきりと冷えしワインの温むとき弛びて容るるくちなはの舌
6
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聴雨
傷ついた森の木霊と聞きまがふ青鈍いろのひぐらしの声
8
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まるたまる
君の住む街に来たれど告もせずうつむき歩く駅までの道
14
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ケンイチ
わが胸に期したる空もみづうみも眺めのすゑとなればなづみて
8
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白亜
現実からちょっと離れたいときに ちょうどいいかも、ビニール傘は。
8
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恣翁
木の間より 降れる光の 描きたる 虹仄見ゆる 垂水の飛沫
17
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あそびくも
天霧らす雲はひとへに白日を墨色に敷く千重に百重に
12
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聴雨
君結ひし歌ひとひらを掌に受けて何と名づけむ嵐の夜に
17
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緋色
海底で岩になりたい砲台の呪縛を解いた泡の一粒
6
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聴雨
雨風にさゆらぎてなほ華やげり青き夏夜に溶くる淡紅色
5
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紫苑
練習曲の辿々しきをなぞるかに風鈴の音の傾いで揺るる
19
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七色コイン
我が猫はいつもしっぽで遊ぶなり ベシベシされて快感覚ゆ
8
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浅草大将
海ばらを分けくる風も荒かねの土佐にやま路は雨の大なみ
14
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ケンイチ
碑の文字をなぞれど咎む人もなく百草の園に黒蝶あらは
8
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舞
いつの日か地上に堕ちる時ありて誰がために解くそのさげ髪を
12
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恣翁
末枯れたる 接骨木の実の 俯きて 溜め井の水に 錆び付きたりぬ
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