詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
台風の夜に秋刀魚を食べるのは意味は無くても海の組曲
15
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千映
「ご勘弁を」自然猛威に言いたいがなすすべもなく一年が逝く
13
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幸子
己が影に怯えることのせむかたなし影の一つにあらざりければ
16
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千映
気のせいと笑うあなたがいることを知っても効果あるのよ青汁
12
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ぱるむ
わが聲よ守る眼よ屆かなむ彼方のゑみだに慾しいものを
4
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ななかまど
磐梯の山しずかなり雲つくる影ゆるやかに湖面なでゆく
11
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灰色猫
父親が残した庭の棕櫚の木は威風堂々折れずに耐えた
29
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山崎ふゆ彦
冬どりの居残る一羽夏険し荒き羽掻きに心痛める
5
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可不可
進路から外れて首都は上陸とか直撃とか横ならび中継
9
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滝川昌之
振り切れるタコメーターとなり土手で台風耐える華奢なコスモス
27
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幸子
一輪に何千という可能性育てつつあり初秋の向日葵
19
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千映
編み込んだ髪後ろから見たならば「いくつに見える」道端会話
11
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もみじ☆彡
涼やかに生きてみようか人生の夏を乗り越え秋のとば口
9
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コタロー
秋の夜本のタワーを片附ける枕の横に歌集も置ゐて
8
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コタロー
巨大なる颱風籠る家の中ホームレス逹何處で過ごすか
4
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煩悩
知的サラリーマンの間で流行してるエナドリならぬ森永ラムネ
6
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コタロー
秋の夜涼しき蟲の聲を聽きゴミ袋手に暫し佇む
8
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び わ
八十歳山坂越えてたどりつくいまだ未熟で雲間彷徨う
7
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舞
いつまでも若くはないと鏡見つふと聞こえくる小さき妻の背
11
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夢士
開け放つ窓より入りぬ涼風に長袖はおり写真整理す
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