御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
立華翠
床に就き 微睡み寄る辺に詩紡ぐ めぐる言の葉 てらす夢の陽
9
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ななかまど
新聞を電車の中で読んでおりゼット世代の一人を想う
13
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凌霄花
暁烏友呼ぶ声の高くして吉備路弥生の風の間に間に
13
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うすべに
夢うつつ夜明け早まる ぜいたくに寝床で聞いてるうぐいすの声
13
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へし切
うららかな春の日なのに 通院の道はるかなり 儘ならぬ身は
15
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虹岡思惟造
旧き友携え来る梅一枝患う前は酒にありしも
12
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舞
時をゆく旅人老いて澪つくし夢のみたどる歩み来る道
11
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falcon
いずかたの梅の梢か風さそふ香りにとくるかたみほのかに
10
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立華翠
星離れ 凪の瞳に一雫 流るるままに 想ふがままに
8
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中野洋三
寄居浜眺める海の彼方から 寄せ来る波と青き愁いと
2
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卓
物憂げな 瞳で写る アルバムに 会う事もなく 卒塔婆見つめる
4
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中野洋三
暮れていく金箔の田の弥彦山 西日溢れて浄土あらわる
6
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灰色猫
紅茶へと冷めないうちに溶かしゆく覗かれたかった秘密のひとつ
8
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茂作
のこぎりの山に登れば廣がりぬ 弟橘媛の鎭めし海が
16
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立華翠
明くるひも 結ぶ詩文に 繋がれて あいひかれあい 切れることなし
11
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うすべに
枯れた野にひっそり艶めくこむらさき 雲雀まだかと風にたずねる
12
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灰色猫
ひっそりとひとりの時にのめりこむ地中で光る命のごとく
10
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夕桐
箏爪に君の高麗笛さやかなり殘雪ごとき雛あられかな
14
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更紗
なぜ君は 今も一人でいるのだろう わたしのせいだと言って欲しくて
10
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舞
北の春花こそ無くもオリンポスあると思わす遠き夕焼け
8
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