成瀬山水のお気に入りの歌一覧
月虹
君に詠む千の歌の葉集めれば心彩る 花束となる
27
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河のほとり
しづかなる杜のけしきの神さびてとほき昔ぞ思ひやらるる
13
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有馬要
硝子窓 うつる猫の目の うつくしき 硝子に魅せられ 花ほころびる
8
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夢士
三椏の枝先かざすどんど焼きマンション村の子ら集めをり
18
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己利善慮鬼
鯨取り浜の祭りの火は盛り彼方の空へ帰らむとする
6
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己利善慮鬼
花は燃え火は咲き誇る夏の夜の逢瀬は星の導く契り
4
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卯月
星の海から舞い降りたわたしたちあなたとともにまた星の海で
4
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十薬
主無き狭庭に散りし紅葉かな柿食う百舌鳥の声ぞ悲しき
8
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十薬
春立ちて椿に積もる終雪は白は隱せど紅は隱さじ
6
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十薬
如月のつごもりの月籠れども春雪白く梅香る夜
14
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月虹
冷え切った身体芯から温める魔法のように君の真心
27
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亜梨
金色の肌を冷やしてたつこ姫凛と立ちゐる雪の田沢湖
15
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悠々
ふるさとの 葉みかん 甘や、なつかしや 筑紫の 郷の とりざうに、こそ
22
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へし切
うぐいすの初音聞かせよ梅が枝に蕾膨らむ春風よ吹け
21
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卯月
「もうママはあまえんぼうさんなんだから」お姉さんぶる子を抱きしめる
10
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詠み人知らず
都市がとか地方がどうの語れども人は老いゆき何処に棲むや
7
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河のほとり
寂しさに心やるとて眺むれど四方は枯れゆく冬の山里
14
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舞
よしゑやし雪積む君に下萌の春は遠くも消えぬ埋もれ火
5
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恣翁
葉を落とし 箒の如く 枝を張る欅を透かす 午後の冬の陽
22
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月虹
雨音はショパンの調べ 揺るぎない想いは時に切なさを生む
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