詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
び わ
食卓の花瓶の中に桜咲き食事をしつつ花見楽しむ
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夢士
雪柳春の嵐にみぎひだり勘三郎の連獅子のごと
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可不可
どの星にも根づかなかった君といふ小舟をダークマターへ帰す
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天鳥
自粛ですコロナコロナといわれても今日のお天気お出かけ日和
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名鈴
百年も 経なば物の具 霊を得て 人より見聞きし げに人がまし
8
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さかさまぼこ
崖かけて滝のごとくに咲きなだれ紫煙る山藤の花
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さかさまぼこ
棕櫚の樹の伐られし後も花房の面影に立つ高き夏空
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さかさまぼこ
棕櫚の木の手の形せる花房に北の島にて触るる初夏
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さかさまぼこ
散り敷ける踏み分けがたき桐の花遠き思ひ出なきにしもあらず
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さかさまぼこ
散り敷ける桐の花踏む野辺の道香に立つ思ひ如何にかすべき
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さかさまぼこ
島ひとつ今はパリーか満州かニセアカシヤの香に包まれぬ
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さかさまぼこ
薔薇は散りグラヂオラスの咲きをれり通ひ路なる老婦人の庭
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さかさまぼこ
逝きし夏の暑熱の名残り巻きをさめ槿の垣ゆ陽の色の消ゆ
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さかさまぼこ
海越えし挵蝶を載せて鎮もれる荒き磯辺の浜菊の花
5
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さかさまぼこ
大風のたびごとに枝落としつつ桐は姿を整えてゆく
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さかさまぼこ
夏遅く生まれたらしい猫の子が枯れ葉まろぶを追いかけている
8
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さかさまぼこ
犬ふぐり群れ咲く島に移りしか 星の野原を漂ふ心地す
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さかさまぼこ
雪の上に人と猫の足跡が同じほどつくこの島の冬
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さかさまぼこ
借りた家に山桜の巨樹の二本あってここが目指した処かも知れぬ
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さかさまぼこ
代を継ぎて猫の爪研げる梨の木の今年も白き花つけにけり
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