行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
うすべに
独り来て 降り出す雨に笹の音 闇をさまようはぐれた蛍
10
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東大寺
湧き出る 想いを知るや 夏初月 誘う夢の 窓辺照らしつ
6
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松本直哉
早苗田のあぜみちゆけば山やまのすがたうつしてあかるきかがみ
3
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青き銀椀
こころにもさみだるるものにはかにもよにも降るらむ想ひ濃くして
7
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青き銀椀
しづけさは置き物の猫のまなざしが見通してゐる今朝五時過ぎの
8
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横井 信
水無月の空に浮かんだ月に暈 駅に消えゆく曲がった背中
12
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詠み人知らず
この止めと払いと跳ねの強さこそ「負けてたまるか」わたしの意志だ
4
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青き銀椀
さみだるるまに書きつけるあじさゐの歌にあまたの形あるかな
5
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つちだゆういち
コーナーもお構いなしに突き進む赤い弾丸京浜急行
9
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青き銀椀
歌に身を入れれば歌と離れゆく三日月の影の方見てゐる
10
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青き銀椀
風の音に見ゆる風かと想はるるゆふべの陽にも映ゆるごとくに
8
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可不可
泣き腫らす瞼みたいな雨雲 ただ低気圧だから降るだけでも
4
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源 漫
何事も待ちし身なれば浮雲の心を風に吹きて任せむ
6
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び わ
みみずくや蚊が畑中で元気だしマツバボタンや柿の木もまた
4
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滝川昌之
雨に伏す双葉を過ぎたヒマワリへさあ起き上がれと雲間の日差し
18
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横井 信
雨あがり 棚田の道に少しずつ水はあふれて水鳥の舞
14
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もみじ☆彡
「不良品」「悪魔」と呼ばわる レッテルは 彼方と此方を 隔てる呪い
14
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ななかまど
口すぼめゆっくり息を吐きおれば梅雨のこころもおだやかに過ぐ
6
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只野ハル
眠れない羊が何匹道の果ての崖から落ち続けても
10
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松本直哉
われもまたひとりのトマスきずぐちにゆびさし入れてなほもうたがふ
4
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