横井 信のお気に入りの歌一覧
夕夏
らじうむのおんせんあれどとりちうむおんせんなきはいえにあるから
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痴光山
目覚むれば白む気配に脳そと二十四節気、季語とあそび出す
3
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アガサ
風呂上がり 黙して足の爪を切る 母を送りて四十と九にち
10
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へし切
世の中は苦しきことの多かりと 白髪の恨をみ重ぬといへども
10
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しきしま
春ならば花と見まがふ白雲も山の緑に映ゆるなりけり
12
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舞
故郷の古き社の木も陰を駆けて出でくる幼き我が
7
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KEN
おもかげを ほの湿らせて 忘れ草 忘れぬ恋の むぐらに咲きぬ
11
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び わ
囲碁と手話共に難解よちよちと浅瀬に足を少し踏込み
5
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茂作
恐ろしや臥所をてらす閃光の あとにとどろく大地搖らす音
13
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灰色猫
短冊と星とを結ぶ一瞬の願いの糸を鳴らす子らの手
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灰色猫
何色の短冊だつたか思ひ出せお前を悼む花をもぐため
5
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灰色猫
銀河から涙がひとつ零れきて短冊ひとつ引きちぎりたり
10
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灰色猫
一心に願ひを負ぶう笹竹に丸まる母の背骨思ひき
7
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灰色猫
すべて星ほくろがすべて星であることに気づきて君を抱きたし
5
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シダ
涸井戸の蛙鳴きけり旱天にいつかの雨をこひて鳴くらむ
6
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夕夏
びるかぜをおだやかにするじゅもくぐんさいかいはつでひょうてきとなり
3
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仙人の弟子
初夏の夜半 蚊取り線香漂ひて蚊帳をつりさげ心うきうき
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杜鵑草
あらぬ火をうち消してむと思ふ身に心づくしの五月雨ぞ降る
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夕夏
すえっこのあかちゃんだけがでべそみずおまえのかーちゃんでべそでべそ
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ひよこ豆
母逝きし 父と並んで観る庭に群青色の紫陽花の咲く
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