詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
菜々子
立ち止まる聞いたことあるメロディーに もうすぐ街は真っ白になる
8
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松本直哉
知られじな夜もすがら吹く木枯らしに散るもみぢ葉のつもる思ひを
10
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KEN
山犬の 影呼ぶやうに 軋みけり 時を哀しむ 風にはしばみ
11
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夏深
行く道は朧にかすみ儚くて今は見えないひとつの色さえ
13
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舞
ダムの湖に仲睦まじき道祖神ひとなき村を守り沈める
9
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夏深
差し伸ばすこの手にふわり舞い降りて雪は遥かな天よりの使者
24
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滝川昌之
ワイパーが「ほらね、ほらね、」と掃いゆき確かに見たと消える初雪
17
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横井 信
年の瀬のビルの隙間を抜けてゆくやっと終わった寒い一日
15
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名鈴
いみじき絵 人にあはれを 抱かせる いかなる術を 隠し籠むるや
9
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夢士
夕暮れの月影清か十二月さくら紅葉に上弦の月
12
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うすべに
振り向けば愛宕を越えたしぐれ雲 八坂あたりに虹を残して
8
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萱斎院
をぐら山しぐれに濡れてなく鹿の あはれ思へばわれもしかこそ
11
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横井 信
昨日より少し膨らむ上弦の月と今夜も明日をかたる
9
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夏深
枯れ葉舞う銀杏並木はあまりにも物語めいて愁う夕暮れ
12
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滝川昌之
抜け出せば後ろ髪引く寝床かなポインセチアの凛と咲く朝
22
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夏深
ガラス戸に顔押し付けて外見てる氷雨を泳ぐ君がいそうで
7
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只野ハル
明かりけし布団の中で物思う何も見えない心の中で
6
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詠み人知らず
年おんな令和も暮れて老いの坂めくる暦の薄さはかなく
16
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うすべに
通学路 お地蔵さまに手を合わす 赤いリュックの小さな背中
10
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へし切
夕されば 冬野に揺れる枯れすすき 風のまにまに淋し 音ぞする
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