KENのお気に入りの歌一覧
灰色猫
一匹とまた一匹と拾つては壺に收むる空蝉の夏
19
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ながさき
ほとばしる 生命の叫び ここにあり 未来永劫 この道を征く
12
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滝川昌之
盆帰り待つ身となれば在りし日の父母の思いに詫びる仏壇
22
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青き銀椀
相模湖の水平線までかがやきて叔母と見るかな顔も見やりつ
8
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みをつくし
空の青 山深緑 地は萠黄 その中走る車線の白さ
36
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ななかまど
八月の卓に定まる朝トマト熟れ採りという味の重さよ
12
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名鈴
秋立ちて 日の入り早く なりぬれど 熱れは去らで 夜頃寝苦し
16
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弥栄成就
流れ星 雨降るように 降り注ぐ 奇跡の夜は 今でも瞼に
17
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横井 信
星の降るお盆休みの草むらでそっとはじまる鈴虫の歌
16
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うすべに
負けないで 腐った牙にとらわれた女神がかざす真珠の光
8
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みのる
挽歌とは殯にあらずそれはただ生の傷みに寄り添へる歌
4
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青き銀椀
流星の見へずなりして夏はゆくわが胸中をつと流れたる
12
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名鈴
降る雨や 照る日に託ち 籠り居て 事等閑に 本ばかり愛づ
15
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みをつくし
アチチチチ慣れぬ五右衞門風呂あがり 掛くる言の葉「ごゆるりと」
17
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弥栄成就
実は蝉 一月ほどは 生きている あわれな命 思い込みかも
13
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ななかまど
烏瓜フェンス登るをためらわずこれ幸いと球児いぬまに
11
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横井 信
八月の流星群を待ちわびて雲にかくれた静かな祈り
17
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青き銀椀
殘る月泣けるかなもしかがよへば待たずなりゆく有明の空
9
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艸介
天水も無き炎天に咲き誇る ただ一輪の野辺の秋桜
11
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艸介
青々と碧き蒼さを仰ぎ見て 白き峰々城と見紛う
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