KENのお気に入りの歌一覧
稲千代
かつかつと我がいへの戸を打てる音蝉たづぬらし火にいざなはれ
6
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稲千代
たひらけき浦やすくにに眠りたる幾多の御霊いかで忘れむ
10
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稲千代
夕さればあつき中にも日は入りて浴みたる風もさやけかりけり
12
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滝川昌之
どうやらね残暑の峠は越えたかと夏バテ馬は往く肥える季へ
16
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青き銀椀
草花や樹木の中に流れたる愛しき水の継ぐ生命かも
14
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名鈴
夏負けに 功能ありげなる 味はひよ 到来物の 金山寺味噌
14
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みをつくし
仕事終へ歸り來たらば跳ぬ犬二疋 老主に代へて散歩待ち兼ぬ
26
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ななかまど
地方紙の隅をちいさく賑わすも紙面に載らぬ熊の弁明
12
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横井 信
草むらをかき分けて行く擦り傷の勲章になる夏の冒険
16
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みをつくし
何處となく教科科目の癖あるや 職員寫眞の我もその顏
25
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青き銀椀
夕空に一番星でなかりしも一番先に見つけし星よ
13
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滝川昌之
金色のジョッキの滴に俺の喉 待てない待てない叫ぶ乾杯
16
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名鈴
仄見えし 此岸の様子 危ぶみて 引き返しつや 精霊蜻蛉
15
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ななかまど
暑さ呼ぶ蝉時雨より抜けだして少しは涼し法師蝉かな
12
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横井 信
手を取って笑い合いたい ゆく夏をそっと見上げて惜しむ星空
13
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灰色猫
波平の盆栽を割るカツオくんほんとは甘えたかったんだね
8
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灰色猫
初めての二足歩行を思い出そうかけがえのない愛された日を
15
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青き銀椀
背中より感ずることの多くなり外に言霊のゆらめく中で
11
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河のほとり
夕されば風も涼しき峰々をめぐりて雲の行くがしづけさ
12
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滝川昌之
暑過ぎて引っ込めようかと戸惑いの芒の穂先の早秋もあり
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