ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
舞
キスするか?バカとは言いつ 乙女でも もうあるまいに 妻は頬染め
7
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舞
もっきりの酒の面てに浮かぶ憂さ 苦きをすする 酔いいたるまで
4
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恣翁
小娘の 口に含みて 膨らみし酸漿の笛 溝に吹きつ
13
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舞
老い人は 暮れゆく海に 訪れぬ帆船を待った 時を愛しむ
5
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茂作
水遣りが朝の習ひとなりにけり 八大龍王雨ふりたまへ
14
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滝川昌之
まだ夏を生きようとしては仰向けに転がる蝉を起こしてもみる
18
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凌霄花
一陣の風のそよぎに息をつぎ日傘傾け老いの坂のぼる
13
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艸介
触れる手へ絡まるやふな青嵐に 雨告げられて書を閉じにけり
8
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へし切
風鈴の懐かしきかな 夕涼み 縁台 将棋 路地裏の夏
12
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茂作
我が祈り屆ゐて凄き今日の雨 すぐれば憂ふ苗の萠え立ち
14
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舞
時計持ち走るウサギを 追うアリス そんな感じのランドセルたち
5
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凌霄花
戻り梅雨裾野みどりに翻しはるか伯耆は紫にじむ
10
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へし切
墨染に滲む涙の 別れかな 霖の空に君を思ひつ
13
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ななかまど
風あらぶサロマの湖よ流氷の記憶を思い出すかのように
12
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滝川昌之
苦かろう妻が育てたゴーヤなら小言の幾つチャンプルに入る
15
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草木藍
煙り立つ雨に緑の滴りて生気の満つる山はよろこび
11
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草木藍
ひらひらと部屋に迷へる黒揚羽自由死するを弔うがごと
7
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灰色猫
七夕に命日来たる読み返す父が残した歌集をひとり
10
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へし切
寄る辺なく 身は浮き草の風まかせ 川の流れに漂ふばかり
11
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茂作
柔らかき鈴の音鳴りて一炷香 靜かに探す失くした世界
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