ぜんまい時計のお気に入りの歌一覧
ななかまど
森をでて二足歩行に歩きだす猿人いまの道具はスマホ
9
もっと見る
滝川昌之
ドングリの出来を気にして枝渡り 栗鼠の巡回 蜩の中
12
もっと見る
茂作
忍び入る秋の氣配に目を覺まし 硝子戸閉ぢる朝明けのころ
15
もっと見る
舞
鳴き足りて軽き骸を悼みつつ蝉一匹の暮れてゆく夏
13
もっと見る
舞
風の色季節は廻りて残される人のみ老いゆ彩りのなか
7
もっと見る
ななかまど
老の影ふたつ揃いて極楽と椅子に午睡のわれと老猫
11
もっと見る
滝川昌之
高くなり峰とならずにちぎれ出しそれぞれの秋へ雲が向かえば
14
もっと見る
へし切
ほろ苦き浮き世の風に 酔芙蓉 日暮れ待ちわぶ色気かな
11
もっと見る
ななかまど
秋桜の咲き始めたる畑中に夏の余韻のお日様の座す
14
もっと見る
舞
幾つかの 追分の道 時は経る まあこれで良し 思えるほどに
5
もっと見る
凌霄花
夫知らぬ六年の過ぎし盆明けの狭庭に淡き朝顔の咲く
14
もっと見る
茂作
力盡き空を見上げる夏蝉の 命を繋ぐ子らへの祈り
12
もっと見る
舞
繁る葉の青葉の陰の木洩れ日も揺れて優しく秋を思わせ
7
もっと見る
へし切
心なし暑さやはらぐ夕暮れを しばし微睡む 秋近し頃
10
もっと見る
ななかまど
暦では処暑となれどもこの暑さ日なか歩けば中暑気にする
11
もっと見る
滝川昌之
甘い汁ここにあるかとカブトムシ東京五輪の理事に教わる
14
もっと見る
ななかまど
過ぎ去れば雨傘のごとつい忘れ降ればまたかと天災なるは
9
もっと見る
舞
秋桜は吐息するよに身を任す愁いをふくむ風は優しく
7
もっと見る
ななかまど
葉先染め想い染めたる七竈不意の優しさ秋は人恋う
16
もっと見る
へし切
姦しく盆を過ぎれば 法師蝉 秋風さそふ声ぞ懐かし
12
もっと見る
[1]
<<
228
|
229
|
230
|
231
|
232
|
233
|
234
|
235
|
236
|
237
|
238
>>
[247]