恣翁のお気に入りの歌一覧
浅草大将
逝く妹の叫び聞きしかora oraと羅典の文字に記す兄はも
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悠々
紫陽花ノ花咲ク庭ノ斎場ノ空ヘ一筋母焼ク煙
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まるたまる
ひとりきり胸に抱えて辛かった秘密吐き出すさざめく風に
19
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ねずみ
しずしずと 献せん如く 持つわけは崩したくないキャラ弁当
3
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三沢左右
散り掛かるあたら雪花ひとつぶを選みとるごと君と出会ひき
19
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おだ
人をみる人のまなざしバスのうちの傘のしずくに転ばぬように
5
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詠み人知らず
疎いといふ君が何にも知らぬのは花の名でなく花の氣持ちよ
5
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きさ
目立つのは得意じゃなくて花よりも花を咲かせる土でありたい
13
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
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falcon
ともしびにかざす扇は黒髮のあはれ乱るる恋ひごころかな
13
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トノゴジラ
九天を覆ひし雲は耐へ切れず天水あまた地に放つかな
2
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七月
半夏生 加賀の社に光降る 乙女ら歌う高声も降る
4
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きりあ
押し花とチェブラーシカと星の本月の小舟に乗せて届ける
14
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ねずみ
我も蛾も暗闇遊ぶ戀の焔で焦がれ悶える夜のてふてふ
4
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舞
密やかに電車の揺れに聞こえくる妻買い来たる御守りの鈴
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こはぎ
触れる人も居ない艶髪梳かしつつぽかんと胸に閑古鳥啼く
2
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みやこうまし
分度器の半弧にのびて空の虹うつろい変る街を計れり
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ねずみ
夕闇の水銀灯の灯の下で乱舞する蛾を 眺める子猫
4
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ねずみ
遠い地で田畑耕すちちたちも見てゐるだろか此の青空を
4
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シュンイチ
思春期にふれた詩集のやさしさをあなたの腕のなかで見つけた
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