恣翁のお気に入りの歌一覧
芳立
聞きなれぬ鳥が鳴くなりただ梅雨のあひまに窓をあくるこころに
15
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只野ハル
薄切りの塩振り掛けしラディッシュの無言の食事苦味の残り
6
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詠み人知らず
膝の上まどろむ君に降りそそぐ初夏の日差しと私の至福
8
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詠み人知らず
想い倦(う)む過去の自分を溶かすよにこの長雨の色は移りて
6
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詠み人知らず
透明なビー玉ラムネ瓶越しに見つめるような夏でもいいな
14
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芳立
いく色の傘の咲くらむわが耳にアンジェラス鳴る遠き六月
5
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半格斎
露天風呂氣配を知りて壁越しに「星見えるかな」ときみ語りなむ
7
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横雲
篝火に瀬波のしるく若鮎の甘き香を追ふ夏ぞ来にける
6
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falcon
調緒の白きゆびさき音たへてむなしき色の村雨ぞふる
16
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詠み人知らず
真夜中にアクアクララが溜息をついてるオマエも眠れないのか
8
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ほたる
若き歌奏でる君はあじさいの色変るごと少し危うい
17
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只野ハル
小指より細き大根の葉茹でて雑魚と炒め保存食作る
7
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ねずみ
知らぬだけ天地も海も昔から汚染されてた わからぬように
4
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三沢左右
離れゆく気持ちのすきま無機質に介在してる着信ランプ
10
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紫苑
デラシネの胸にひらめく旗のなくグラスの小さき氷まろびぬ
11
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ケンイチ
独り酔うシチリアワイン適量を僅かに超えた自覚有りしも
6
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聴雨
なが雨に青ふかみゆく田にひとり白ゆりのごと鷺の佇む
14
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紫乃
朝四時の薄暗がりを晴らすよに話に花を咲かす 青春
5
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藍鼠
なにとなく心の停まる夕日暮れ空の染まるるままの色合い
5
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舞
梅雨の間の空晴れやかに一筋の雲を引きつつ飛行機の行く
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