恣翁のお気に入りの歌一覧
環
純色の構造物と水田に囲まれて雨後の富山市に立つ
4
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半格斎
朽ちてなお岸邊に泊まる木舟にもあおめる柳の風わたるなり
16
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Coo
幼子の小さき指は天を指し「祝福せよ」と神語で叫ぶ
4
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士心
綾藺笠 どんな目深に隠しても 匂いたつ君 我は此処なり
1
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紅桜
あぜ道の西瓜頬ばる幼日に叱つてくれた母の背まるく
13
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たえなかすず
西向きの部屋はひとしくあかるくてぼくのさみしい影がなかった
6
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捨丸
歌にして日々を静かに慈しむ 雨の景色と夜の風の音
7
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たつかわ梨凰
哀しみをかぞえるための指といふその指先に咲(ひら)くアネモネ
8
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水島寒月
厨より見る夕焼けのかなしけれその赤あかと色美しければ
6
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一
見渡せば あくびをそっとかみ殺す君のやさしい愛を見つける
11
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横雲
深草を踏み分く道の蛇苺赤き実摘むも露に濡れけり
11
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れお
やさしさを求めるのならカナシミを隠していること気づいてあげて
7
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環
蒼鷺の澄める眼は水田に映るアパートなど気にもせず
5
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さる
浴衣来て下駄の音させ歩けども梅雨寒のけふ逢う人もなく
6
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紅桜
陽だまりに忘れた夏をさがすやふつま先立ちに息を潜めて
5
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詠み人知らず
スカートの裾を揺らして清風が振り捨ててゆく過去の欠片を
11
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紅桜
西瓜きる母のしぐさが懐かしくうしろ姿の夏が息つく
9
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光源氏
はんなりと黒紋付の艶姿村雨よぎる放生会の朝
11
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詠み人知らず
まだ這えぬ我が子が纏う甚平から赤い金魚が泳いで出る夏
19
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舞
些細なる犬も横向く意地張りて共に黙して夕飯を喰う
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