恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
いざ歌え踊れや叫べこの酒が明日のなみだに変わる時まで
10
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みやこうまし
白と黒きりりと返し鶺鴒の雨糸ゆらし二羽連れ立ちぬ
6
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ねずみ
走馬燈 盆の闇夜に あふひ草くれないの燈に 笑顏集まる
5
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ふきのとう
先人の残せし歌は現代もなほ心に響く母恋うる歌
10
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まるえふ
初蝉がミンと一声だけ鳴いた気弱でせっかち誰かに似てる
5
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沙羅
バスタブの底に沈めたたましいを抱きしめているようなぬるま湯
9
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沙羅
せつなさの海にからだを浸しても濁ったままでは泡にもなれない
13
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紅桜
いつになく朝の言葉を待ちわびてぼんやり眺むコーヒーカップ
5
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高島津 諦
三塁に残ったランナーみたいです別れた父母の子供の僕は
4
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ふきのとう
短歌とは感ずるままに詠むものを言葉連ねる難しさかな
10
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狭霧
野分めく風のけしきに音を添えて鳴りやまぬなり軒の風鈴
10
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トーヤ
ほころびを見つけた時には手遅れな恋と呼ぶには軽すぎるもの
11
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栞(しおり)
なんとなく長女気質のせいもあり、さびしくっても甘えられない
3
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半格斎
燈籠がおぼろに照らす石踏みて露天の風呂に身を沈めゆく
11
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ねずみ
ひさかたの光のなかの立ち葵手を振り君を見送る朝に
9
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TEL
晩涼に 紫煙燻らし ぱちぱちと 弾け拡がる 丁子の香り
4
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舞
愚直にも使う人待つ公園の夜に佇ずむ電話ボックス
9
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蕗子
蛙には蛙の事情があるのだろう我が家のまえでぢっとしている
13
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聴雨
君が目に映りて歌となる風はわがまなうらの景色とならむ
18
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リンダ
子に依存せぬ母めざし無関心、冷たき親と言われ頷く
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