恣翁のお気に入りの歌一覧
紅桜
改札をとほる影追ひ袖を曳く幼きころの母恋ひしやと
8
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只野ハル
ラジオからサラダに因む曲流れ今日が記念日ひとり首肯く
6
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狭霧
染めの色もあたりを払う夏衣着つれば絹の甘き香に酔う
14
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横雲
閉じて濡る合歓の葉摘まむ雨上がり汝は何処を彷徨ひつらむ
10
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葵の助
脂っこい肉をポン酢でさっぱりと食べても脂が減るわけじゃない
1
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みやこうまし
うつせみの世はうきものと知りながら言葉に頼る夢の架け橋
10
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在原紀之
夕立の筆と絵の具がキャンバスの乾いた街を水彩画へと
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元円
空調の音に混ざって流れ込む湿った風に見下ろせば雨
2
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詠み人知らず
柔らかな握手で試合終了を告げる選手の面美し
1
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詠み人知らず
闘いに赴く者を送り出すその瞬間を共有させて
1
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詠み人知らず
くろねこが毛皮を脱いでたたむ夜ほしのさいごのひとかけがふる
2
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笑能子
共感は相手思いつ致すもの仮想理想の押し付けでなく
1
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ゆうくん
昇る花 咲かせて細き にが瓜は 我が家の風を 南国に染め
3
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詠み人知らず
凡夫たれ恥じることなく汗をかけこの世の底で陽を浴び尽くせ
6
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芳立
ロボットの修理のごとくかなしみに心のケアを派遣すといふ
7
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紫苑
疾むほどにひとひら落つる紫の花あるままに日の暮れにけり
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浅草大将
するすみに鞍置きかけて悔いはなし我が屍を越えていけ月
10
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ちょうのすけ
ゆらゆらとあなたの海に漂ひて 夜明けを憾む船の上にて
1
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紫苑
行き暮れて想ひほたるの道しるべ汝が笹舟の楫もたぬゆゑ
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ふきのとう
くちなしの甘き香りに魅せられてま白き花を黒髪に挿す
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