恣翁のお気に入りの歌一覧
半格斎
湯上りの顏をかすめて螢火のとぶ様愛し夜のしじまに
12
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あそびくも
並木道仰げばさやに鈴なりの若し銀杏が涼風に搖る
15
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まるえふ
いつに無く心静かに過ごしてる慣れない心地雨のせいだな
7
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月澄
天架ける 流れ幽かな 琴の音に 願い言の葉 短冊に秘め
4
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元円
興味ない振りして青い短册を願ひの笹の片隅に吊る
4
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元円
患者らの思いがこもる短冊を背負ってたわむ病棟の笹
19
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詠み人知らず
一つ前二つ左の席を見る頬杖をつく君そこにいる
2
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舞
徒たずらに枯れた花にも滴りて音ひとつ無く墓地に雨降る
9
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ゆうくん
七の朝 乙女の涙が 託された 空には静かな 風が流れて
2
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みずたまり
立ち枯れて色なき花をそのままに日向のあじさい誰をか待たむ
10
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あそびくも
飛沫交ひ頻降る雨は白煙り南風に流らひ龍の影なす
12
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紅桜
改札をとほる影追ひ袖を曳く幼きころの母恋ひしやと
8
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只野ハル
ラジオからサラダに因む曲流れ今日が記念日ひとり首肯く
6
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狭霧
染めの色もあたりを払う夏衣着つれば絹の甘き香に酔う
14
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横雲
閉じて濡る合歓の葉摘まむ雨上がり汝は何処を彷徨ひつらむ
10
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葵の助
脂っこい肉をポン酢でさっぱりと食べても脂が減るわけじゃない
1
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みやこうまし
うつせみの世はうきものと知りながら言葉に頼る夢の架け橋
10
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在原紀之
夕立の筆と絵の具がキャンバスの乾いた街を水彩画へと
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元円
空調の音に混ざって流れ込む湿った風に見下ろせば雨
2
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詠み人知らず
柔らかな握手で試合終了を告げる選手の面美し
1
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