恣翁のお気に入りの歌一覧
ほたる
向日葵の上向く先を見上げれば炎天強く我らに挑む
8
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七色コイン
さとうきび畑の歌は哀しいね僕はいつでも泣きそうになる
23
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千巻
期末終わり飲み明かしての朝帰り朝顔の青かすむ目に染む
6
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葵の助
ぐりぐりとそんなに擦ると割れちゃうよ君が洗った茶碗まぶしい
3
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紫苑
ひととせの煩ひしづむ胸そこひ今年も紅き浜木綿の咲く
13
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白川剛
雨やみていまだ濡れける道の上に降りしく蝉の声を聞くかな
20
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陽だまり
苛立ちにトントン鳴らす君の手の指の細さに嫉妬する午後
2
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陽だまり
風ゆるみ馬醉木の花がほころびて詰まる想ひに花序垂らしたる
1
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詠み人知らず
想ひの実 内に秘めたる 鬼灯に 叶えと願う たまゆらの夢
17
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卯月
二週間微熱と頭痛が続いても妻は無言で立つ台所
9
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薫智
あと何度失恋すればいいんだろ友として聞く話が痛い
12
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ゆうくん
夏山は 緑の氷室 雨に咲く 花の眠りを 霧に閉じ込め
4
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笑能子
粛々と積み重ね行く毎日の稀少を知りて一息をつく
4
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蕗子
泣く人の隣りに居ればひそとして時が逝くさえ見ゆる心地す
8
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舞
妻独り吾れを待ち居り酔い帰る愚痴も言わずに今日を語らう
18
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紫苑
ねつとりと湿気まつはる雨上がり職安を訪ふ背の重しも
12
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芳立
ゴーグルの目にさへしるし夏の日のプールサイドに光るヒールは
6
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由良
アスファルトに腰をおろした黒猫の瞳に映った月の銀色
7
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ゆうくん
若草を 古き都の 色に灼き 風流れたり 虫歌う野に
4
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葵の助
子の名前半紙に記す弟は未だ腰パンでも書道五段
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