石川順一のお気に入りの歌一覧
灰色猫
温かな肩幅というゆりかごに乗せられてゆく父といふ鳥
18
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灰色猫
ゆっくりと唇を含む雨雲とみずうみとが繋がるように
16
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灰色猫
キューピッド射られたハート秘めたまま素知らぬ顔で君と接する
26
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灰色猫
数あまた御霊が彷徨う東北の海岸線に打ち寄せる波
21
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灰色猫
肘付きのデスクチェアーに腰掛けてモニター見ながら短歌を撚る
23
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夕夏
りんどうにたちいればほそうろあれはてひとのけはいなどみじんもなし
3
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呉竹の憂き節
心のみ君が御影にながらへてからく憂き世にすみわたりつつ
7
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藤久崇
夜も開けぬ 朝が寒風 吹きゆけば 嬉しや君の 編みし首巻き
8
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藤久崇
朝鳥の 高かる声に 寝覚むとも いまだ影見ぬ 秋の寝屋かな
5
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夕夏
よのなかはんはんのおとことおんななのにほしのおうじしらゆきひめ
2
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藤久崇
暁の 空の白めば 浮き雲の 色に染まりし 月ぞ残れる
15
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藤久崇
虚しさを 集めて溢る 涙川 渇ればまた往け 己が細道
7
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へし切
木枯らしのなでゆく頬はうす赤み染めて冬きぬさざん花の咲く
25
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萱斎院
あやめなき恋と知りせばなみだ川 ほど近けれど遠きからはし
8
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藤久崇
離るまじと 君がみ肌を いだきては ひとたびばかり 時よとどまれ
4
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詠み人知らず
晩秋にひとり飲む酒しみとおるこのふるさとは美しき里
6
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詠み人知らず
愛犬をふむまじまじと眺むればすこし変わりて歳をとるかな
5
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恣翁
赤蜻蛉 翼を 虹と輝かせ 夢さ迷へる天女なるかも
16
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恕道
父親の老後の資金仕送りし わたし独身老後が不安
14
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舞
この年に桜つぼみを撮せるはつい昨日と今日紅葉見る
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