恣翁のお気に入りの歌一覧
紫苑
喉ふかくルサンチマンをいふ君の目に偽りの白鳩を見つ
14
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でくのぼう
天空を渡りし鳥の一粒の種を落とせし秋の芳醇
12
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たんぽぽすずめ。
まだ夏の気配が残る秋の夜の風に迷えり日曜の服
9
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わらこ
愚かしいことと知りつつ線を引く大地と海と人の心に
2
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みやこうまし
短歌観色々あれど我は我 我の主観で個性を磨く
6
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シュンイチ
負けるとは認めることだ くやしさはきみを認めるときの痛みだ
8
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詠み人知らず
夕立にざわめきだった人並みに蛇の目傘した親子は立てり
3
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リンゴ
喉元にこみ上げてくる 悲しみを飲み込み続ける 我は哀れか
3
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葵の助
まだ太い夏のしっぽに巻かれつつ新作ダウンジャケット眺む
3
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ふきのとう
「おはよー」に「おはよう」という日常をうれしく思う秋晴れの朝
13
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蕗子
韮花の揺れる繁みに抱かれて地蔵は石へと戻る日を待つ
10
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由良
帰り道照らしていてねお月様 愛しい人が迷わぬように
7
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麻倉ゆえ
入れ替わる風の流れに動的な静を感じる凪の一時
11
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元円
長袖のワイシャツを出し明日からの仕事に備える日曜の午後
7
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元円
酔い覚めの頬をくすぐる秋の風皆と離れてしばしたたずむ
3
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じゃこ
一年中掛けっぱなしの簾から秋の香りを感じ取る夏
9
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ひとこそしらね
カレンダー通りの勤めする人に合わす顔なき土曜日の飲み
3
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紫苑
莢蒾の朱まだ淡き川の辺にあるかなきかの秋は来にけり
11
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半格斎
初恋のうた初むる秋の月影を想いおこさむ今宵なるかな
15
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詠み人知らず
「つまらない大人になった」我々は それが悪くもないと気づいた
8
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