灰色猫のお気に入りの歌一覧
コタロー
油蝉飛びて移りし別の樹に再び鳴きて命を燃やす
8
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コタロー
寺社參り賽錢投げて祈りたる家族想へば光射したる
4
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コタロー
蝉時雨地藏菩薩が服を着て誰かが活けた花が咲きたる
7
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高松 蓮
事故現場 枯れたる花を 隠すべく 繁る雑草 高く青くと
7
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大野 冨士子
シュワシュワがカナカナになる分岐点また暮れてゆく また歳をとる
65
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石川順一
モンテスキュービートたけしと誕生日同じであると初めて知りぬ
8
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水海はるこ
北極の扉の向こうの白くまを連れ出し一緒に溶ける猛暑日
10
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詠み人知らず
五香粉は強き心を折らぬよう祈れば星の形を成して
5
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詠み人知らず
ひらいてはとじてひらいて玉虫の色の薄き羽とんぼがえり
4
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己利善慮鬼
空の歌よ届け心もない街の萎れる花の映る窓辺に
8
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安井シンゴ
軒先に座る人なき椅子二脚涼風もなく過ぎゆく夕べ
9
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さへき さうじん
聖斷の下りて起こせし詔めぐりて爭ふ事件起こりき
7
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さへき さうじん
社内でも未だ休みの部署多く 人寡くて物静かなり
7
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さへき さうじん
世間では盆の中日で折り返し 車少き朝の道往く
7
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新座の迷い人
世の中に 赤髯先生 何処におる 検査検査で 金が無くなり
9
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新座の迷い人
ミサイルを 実験しては 驚かせ 不穏な動き 戦争嫌い
8
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舞
揺らぎ見ゆ水遊びする幼な児の足のお指の可愛ゆかりけれ
10
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び わ
百日紅・紫陽花もまた花を閉じ「お逢いましょうくる年迎えて」
7
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中野美雄
緑ふかき山々のまの味真野は 木の葉ささめく万葉の風に
4
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千映
青春の吾を知っている喫茶店青の空間ソワレの二階
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