恣翁のお気に入りの歌一覧
ケンイチ
さだまらぬこころを連れて夕光の染む空高く秋わたる風
17
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白亜
やはらかに光そそげよ きみの上 慕ふ思ひは闇にとけても
17
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たんぽぽすずめ。
日々変わる月を照らして寄せ返す波が素直になれとさざめく
20
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ふきのとう
お月見にすすきを手折り愛でる子の瞳に映る月物語
11
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紫草
人戀ふる想ひが見せし背のびして わが部屋のぞく百日紅かな
30
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紫草
ゼイゴそぎ粉をふるって油をくぐり 甘酢をまとった小アジの南蛮
8
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紫苑
六足に踏み伏せらるる水牛の張りたる尻はおみなのごとく
10
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悠々
花巻の里にねむれるうたびとよいまこそ歩め瓦礫の村を
21
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笑能子
投げつける言葉の返り浴びながらなお続けるかその不毛さを
3
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舞
ゆく夏の名残も涼し制服の白も清げに通学の子ら
12
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黄伝棄市
夢に見し蒼き鋼の鱗翅目黒き砂漠に朽ち埋もれけり
1
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黄伝棄市
やはらかき夜明けの視野を啓け青く日輪の稜線背なに尖れり
2
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月澄
月の雪光降り積む雲端に消え侘びる夜まつ虫の声
8
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染季
カーテンを揺らすくらいの悲しみが借りた歌にも色づいている
14
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みつば
点と点つないでみればわかる想い それはおそらく星座の一種
7
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falcon
公園に子らのかげなく是非も無し蝉時雨してブランコ揺れず
12
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falcon
東電にたかりて建てし施設には人影もなくただ秋の風
8
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和
立てた爪反った背中を感じてる曼珠沙華みておまえを思う
4
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真山千展
懸命に生き抜いている人々の 思い出に早くなりますように
6
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みつば
指先が風を求めて泣いている 風はあなたの頬に似ている
8
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