恣翁のお気に入りの歌一覧
光源氏
我が庭で心静かにまどろめばいとど日差しはふりそそぎたり
15
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蒼井 月子
知らぬ間に更地になった一画の土は初めて秋の風知る
20
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芳立
生れしより七日ばかりにたまきはるいのちつくづく惜しと鳴くらむ
15
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沙羅
とりたてて悲しいこともないけれどそれがしあわせならば哀しい
26
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沙羅
たくさんの思い出なんていらなくてひとつぶだけを残してすてる
11
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たんぽぽすずめ。
沈む日の誘いに海へぽちゃぽちゃと飛び込むような鱗雲かな
22
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芳立
秋分けて空はさびしさまさりゆく寂ならざる此の岸のうへ
17
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紫苑
饒舌のクシコスポスト輪の外に蹴り出されたる石のいくつか
11
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ふきのとう
つゆ草をいくつも折りて幼子は青のブーケを吾にさしだす
19
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晴流奏
濡れそぼつ皮膚は冷たく秋雨の匂いに少し甘えたくなる
5
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晴流奏
かけっこはがんばったってビリなのに母はエールを唐揚げに込め
8
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ケンイチ
夕さりにやうやく醒めて心よしいまいちどこのうつくしき世に
17
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はな
いつのまに虫の音と寝る夜になる あなたは夏の人だったのね
13
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詠み人知らず
「焼き鳥にしてやる」という泣き声と「されるもんか」という笑い声
3
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笑能子
彼岸花道を教える如く咲き迷える雲をただ笑うなり
6
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ケンイチ
君を恋ふ雑踏の暮れ方に酔ひ言葉は上の空に惑へる
17
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高島津 諦
「簡単に言うね」「難しく言ったって簡単になんかならないからね」
7
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麻倉ゆえ
気がつけば冷えた空気に寂しさを覚える秋の台風一過
3
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日央
波音と我が心音を比べては凪ぎを求めて琵琶を爪弾く
8
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風橋 平
幾度も豪雨は重吹く幹線道雨はかくまで真白く走る
8
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